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呼吸器・循環器科ナビ呼吸器科で診てもらう病気【1】 > 肺炎

肺炎

肺炎の画像

“肺炎”は肺がさまざまな病原菌に感染して炎症が起こっている状態で、病気などによって体力が落ちている時や、免疫力の弱くなった高齢者が発症しやすい病気です。“病原菌”には、“細菌”、“ウィルス”、“真菌(カビ)”、“マイコプラズマ”といったものがあり、まず1つ目の“細菌性肺炎”は空気中に浮遊しているブドウ球菌や肺炎球菌といった細菌を吸いこむことによって発症し、高熱やせき、血痰、胸痛などの症状があります。

2つ目の“ウィルス性肺炎”はインフルエンザウィルス、アデノウィルス、はしかウィルス、サイトメガロウィルスなどが原因で、風邪をこじらせた時に発症することが多く、関節の痛みを伴う発熱や頭痛、のどの痛み、嘔吐、下痢といった症状を伴います。

3つ目の“真菌性肺炎”は、主に“ヒストプラスマ”、“ブラストミセス”、“コクシジオイデス”の3種類の真菌によって引き起こされる肺炎で、重症化する人もいますが殆どの場合感染したことに気付かないほど症状は軽いようです。

また4つ目の“マイコプラズマ肺炎”はマイコプラズマという病原体が原因と考えられている肺炎で、38度以上の発熱やせきなどといった部分では風邪に似ていますが、激しい咳のために次第に胸や背中、耳などに痛みが生じる場合には髄膜炎などを発症してしまうこともあるので、市販薬で済ませたりせずにすぐに医師に診てもらう必要があります。

患者は5才~30代が多いと言われますが、その多くは保育園や幼稚園、学校、職場などで感染して家に持ち帰り、家族全員にうつってしまうというケースが多いので、感染者が出た場合にはタオルやコップなどの共用を避けてうがい・手洗いをこまめに行うことが大切です。肺炎を起こしているかどうかは、のどの痛みや咳、胸痛、倦怠感、それに3~4日続く高熱といった症状やX線検査で判断することができますが、どのような病原菌によって引き起こされたのかは特定できないためにさらに痰や血液の検査が行われます。

一般の細菌は細胞壁というのをもっていて、たとえばよく使われる抗生物質のペニシリンは細胞壁の主成分である酵素と結合することによって細胞壁の合成を妨げて組織を破壊してしまいますが、マイコプラズマの場合はこの細胞壁をもたないために、通常とは異なる抗生物質が処方されます。

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